甲斐善光寺

甲斐善光寺

2013年8月28日寺院

甲斐善光寺は、山梨県甲府市にある浄土宗の寺院で、御本尊は秘仏の善光寺如来。戦国大名・武田信玄が川中島の合戦のときに信濃善光寺の焼失を恐れて本尊を疎開させ、のち前立を本尊として存続したのが由来といいます。壮大な金堂建築と堂内天井の鳴き龍、戒壇巡りで有名です。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

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御本尊 一光三尊阿弥陀如来
所在地 山梨県甲府市善光寺三丁目36-1
交通 JR身延線「善光寺駅」から徒歩約7分。
中央自動車道「甲府昭和IC」又は「一宮御坂IC」から車で約20分。
拝観料 無料。
ただし、「本堂・宝物館」(共通券)は中学生以上500円、小学生250円。【車椅子不可】
駐車場 寺院入口の県道沿いに舗装された無料駐車場(収容台数30台、大型可)あり。
URL
連絡先 甲斐善光寺 055-233-7570

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歴史・由来

甲斐善光寺は、山梨県甲府市にある浄土宗の寺院で、御本尊は秘仏の一光三尊阿弥陀如来。

『善光寺縁起』の伝えるところでは、蘇我氏と物部氏の崇仏廃仏論争の対象となり難波の堀江(大阪)に捨てられていた仏像を本田善光が故郷に持ち帰り(飯田市の元善光寺)、皇極天皇元年(642)、勅命により長野に遷座した(信州善光寺)のが数ある「善光寺」のはじまりといいます。

戦国時代に入り、信州善光寺の焼失を恐れた武田信玄は、永禄元年(1558)、川中島の合戦に際して本尊を甲府に疎開させますが、本尊が無事信州に帰還したのちも、前立像を新たな本尊として引き続き寺院が営まれることとなり、これが「甲斐善光寺」の由来とされています。

この寺院の金堂(本堂)は、永禄8年(1565)造営のものが火災で失われため寛政8年(1796)に再建されたもので、当初より規模は小さいものの、東日本最大級の木造建築といわれる壮大なもので、山門とともに国の重要文化財に指定されています。

堂内入ってすぐの天井には、直下で手を叩くと反響してあたかも龍が鳴いたように聞こえる日本最大の「鳴き龍」が控え、その奥の廊下を進んだ地下には、暗がりの中を進んで「極楽浄土への錠前」を触って本尊と結縁する「戒壇巡り」があります【手すりはあるが照明なく階段あり車椅子不可】。

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車椅子で旅行するポイント

甲斐善光寺【1】県道沿いに山門。直下までは平坦な道路だが、門をくぐるには段差がある。
甲斐善光寺【2】門の右側、境内地境界に平坦な進入路あり、車椅子で門を越えられる。
甲斐善光寺【3】ただし、進入路の終点に多少段差あり。以降の参道は凹凸ある石畳。
甲斐善光寺【4】境内入口の県道沿いには無料の舗装駐車場あり。ここで参道と合流。
甲斐善光寺【5】境内は凹凸のある石畳が本堂正面まで続く。参道以外は玉砂利敷。
甲斐善光寺【6】参道正面の香炉は右に平坦な迂回路あり。ただし継ぎ目に段差あり。
甲斐善光寺【7】甲斐善光寺本堂。正面は階段につき車椅子はここまで。賽銭箱や戒壇巡りは段上の堂内。
甲斐善光寺【8】本堂左手裏に宝物館。進入路は平坦だが館の入口は階段。


甲斐善光寺境内図

周辺の名所・観光スポット

石和温泉

山梨県笛吹市にある山梨県下最大規模の温泉街。開湯自体は戦後のことと比較的新しく、ぶどう園から湧きだした「青空温泉」が起源。泉質は無色無臭のアルカリ性単純泉。周辺に史跡、観光農園、レジュー施設など多数が点在している。【バリアフリー宿泊施設あり】
■参考リンク:山梨県 石和温泉旅館協同組合 ホームページ

このページの執筆者
@tabisora110