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高岡大仏(大佛寺)

高岡大仏

2013年8月29日寺院

富山県高岡市の浄土宗寺院「大佛寺」境内にあるのが「高岡大仏」です。鎌倉時代に源義勝が二上山麓に造立した木製大仏が嚆矢との説もありますが、現在の銅製大仏は高岡大火を経て昭和7年(1932)完成したものとなっています。奈良、鎌倉と並ぶ「日本三大仏」のひとつといい、歌人の与謝野晶子が「美男」と評した像容です。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御本尊 阿弥陀如来
所在地 富山県高岡市大手町11-29
交通 JR「高岡駅」から徒歩約10分。
万葉線高岡軌道線「坂下町駅」から徒歩約3分。
能越自動車道「高岡IC」から車で約10分。
拝観料 無料
駐車場 大仏の脇に舗装された市営観光客専用駐車場(収容台数4台)あり。大仏裏手にも舗装された寺院の大仏参拝専用駐車場(収容台数8台)あり。ともに無料。
URL
連絡先 大佛寺 0766-23-9156

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歴史・由来

富山県高岡市の浄土宗の寺院「大佛寺」、その境内にある銅製大仏が「高岡大仏」です。

巷説では源義勝が承久3年(1221)に丈六(約5メートル)の木造仏を二上山麓に建立したのが嚆矢とされますが定かではありません。

現在「高岡大仏」のある大佛寺の開基も不明ですが、江戸時代中期の延享2年(1745)、高岡城下の浄土宗極楽寺の住職・等誉上人が木造金色の大阿弥陀如来坐像を建立して荒廃したこの寺を再興したとされています。

初代の大仏は江戸後期に火災に遭い、のちに再建されますが、明治33年(1900)の「高岡大火」により頭部を残して再び焼失してしまいます。

現在の大仏は、極楽寺の良禅上人が火災に強い大仏をと発願し、明治40年(1907)に造営に着手、梵鐘や仏具で有名な高岡銅器の職人技術の粋を集めて昭和7年(1932)に完成させ、翌年開眼供養が行われたもので、高岡市のシンボルにもなっています。

大仏の高さは15・85メートルで、奈良、鎌倉と並ぶ「日本三大仏」のひとつといい、「鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」の作もある女流歌人・与謝野晶子が「鎌倉大仏より一段と美男」と評したという端正な像容です。

いわゆるパワースポットというよりは観光名所に近く、参拝者は大仏の蓮台の下に入り一周できるつくりとなっており、壁面には地元画家による仏画が飾られ、内部の一室には焼失を免れた木製大仏の頭部が安置されています。

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車椅子で旅行するポイント

高岡大仏【1】大仏脇に観光駐車場。駐車区画は狭く(4台)、道路は一方通行につき注意。なお、大仏裏にも参拝駐車場あり。
高岡大仏【2】大佛寺境内。歩道は舗装され、他も薄く玉砂利が敷かれており平坦。
高岡大仏【3】大仏の隣に本堂(朱印・お守り等受付)、身障者トイレあり。
高岡大仏【4】高岡大仏の入口はスロープ、内部も平坦で一周できる。中に賽銭箱あり。


高岡大仏・大佛寺境内図

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境内配置図 [凡例]
高岡大仏 大佛寺寺務所 馬頭観音 時鐘 香炉 大仏専用駐車場 観光客専用駐車場 高岡城趾 高岡駅 御旅屋町交差点 坂下町駅 国道156号

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

大佛寺の駐車場付近は一方通行につき、自動車でアクセスの際はこの点に注意する必要はあるが、境内歩道は舗装され、他も薄く玉砂利が敷かれている程度でかなり平坦である。また、高岡大仏の胎内入口もスロープ状になっている。

周辺の名所・観光スポット

高岡古城公園

高岡市の市街地のほぼ中心部に位置し、加賀前田家2代当主・前田利長が築いた高岡城の城跡を、明治以降に公園として市民に開放したもの。城内には射水神社のほか、高岡市立博物館、古城公園動物園などが立地し、水堀には遊覧船が運行している。【北口駐車場に身障者用駐車区画・エレベーター、園内各所に多目的トイレ、施設入口にスロープあり。遊覧船は車椅子のままでは困難だが障害者及び付添1名半額。】
■参考リンク:富山県高岡市にある自然公園::高岡古城公園 公式ウェブサイト

このページの執筆者
@tabisora110