西蓮寺
寺院
西蓮寺は、茨城県行方市にある天台宗の寺院で、「常陸高野」ともいわれます。元寇のときに寄進された相輪橖や山門は国の重要文化財に指定されています。西蓮寺の大銀杏は樹齢千年以上という茨城県指定の天然記念物で、紅葉の名所となっているほか、付近には彼岸花や山百合の群生地もあり、「ふるさと山百合まつり」なども開催されています。
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旅行先の地図
旅行先の概要
御本尊 | 薬師如来 |
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所在地 | 茨城県行方市西蓮寺504 |
交通 | 東関東自動車道「潮来IC」または「鉾田IC」から車で約30分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 仁王門前や周囲に砕石またはアスファルト舗装の参拝者用無料駐車場あり |
URL | 行方市観光協会>西蓮寺 |
連絡先 | 西蓮寺 0299-56-0107 |
歴史・由来
西蓮寺は、茨城県行方市にある天台宗の寺院で、俗に「常陸高野」ともいわれています。
延暦元年(782)、桓武天皇の勅願によって、最澄の弟子にあたり、常陸国分寺の講師も務めた高僧の最仙上人が開山したと伝えられています。
鎌倉時代には比叡山塔頭の無動寺から慶弁阿闍梨がこの地を訪れて七堂伽藍を造営したといい、国指定重要文化財の相輪橖(そうりんとう)も弘安10年(1287)に元寇の戦勝記念として慶弁が浄財を集めて造立したものとされ、比叡山延暦寺、日光山輪王寺とともに「日本三相輪橖」のひとつに数えられます。
また、西蓮寺の仁王門は、室町末期の天文12年(1543)に建立され、もとは2階建ての楼門形式だったものを江戸時代の修理で現在の形式に改められたもので、同じく国指定の重要文化財です。
境内の常行堂では、毎年9月24日から30日にかけて、7日7晩にわたって「西蓮寺節」と呼ばれる独特の節回しで僧侶らが不断の読経を続ける「常行三昧会」が行われており、行方市の無形民俗文化財に指定されています。
この常行三昧会は、八幡太郎義家の奥州征伐の道中、地元の唐ヶ崎長者が豪勢にもてなしたため、かえってその力を恐れた義家に滅ぼされてしまい、長者の娘が供養の目的ではじめたのがおこりという伝説があります。
この法要は「仏立て」とも呼ばれ、宗旨に関わりなく新仏の供養を受け付けるほか、参道では食べ物や工芸品、衣類などを売る露店が並ぶ伝統の「西蓮寺市」が開かれてにぎわいます。
西蓮寺の境内には樹齢千年以上という茨城県の天然記念物に指定された大銀杏があり、紅葉の名所となっているほか、付近には彼岸花や山百合の群生地もあり、「ふるさと山百合まつり」なども開催されています。
車椅子で旅行するポイント
仁王門 鐘楼 相輪橖 薬師堂 常行堂 藤右衛門稲荷 西蓮寺の大イチョウ(1号樹・2号樹) トイレ 本堂客殿 庫裏 墓地 なめがた夢舞台 玉造第二保育園 防災行政無線 駐車場看板 西蓮寺公民館 茨城県道183号山田玉造線 |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
西蓮寺の入口にあたる仁王門の基壇を介助で越えれば、そのまま参道を直進して大イチョウ2号樹付近から境内のメインの区画に入れる。境内は地面が露出しているが大きな段差はなく、参道部分は直線的に舗装され平坦である。入口がわかりにくいが、仁王門を避けたい場合は自動車で庫裏のほうまで迂回した上、裏手の参道の舗装された坂道を登って境内に入るとよい。
周辺の名所・観光スポット
霞ヶ浦ふれあいランド
霞ヶ浦ふれあいランドは、茨城県行方市にある市立のレジャー施設で、水をテーマとした体験型の設備や展示が多く取り揃えられています。玉のミュージアムを併設する玉造・水の塔は、高さ60メートルほどの巨大な塔で、頂上に展望台があり霞ヶ浦や筑波山が一望できます。水の科学館では地球や生物になくてはならない水についてを実験などを通じて学べます。水の塔の下にある親水公園は無料施設で子供たちが水遊びを楽しむことができ、家族向けの施設となっています。
追記:水の科学館は令和2年3月31日に閉館しました。
【身障者用駐車場・身障者用トイレ・スロープ・エレベーター・車椅子用リフト(バーチベーター)・車椅子貸出あり。障害者手帳所持者と介助者1名無料】
■参考リンク:霞ヶ浦ふれあいランド
@tabisora110