若狭彦神社
若狭彦神社は、福井県小浜市にある神社で、式内社、若狭国一宮として知られます。和銅7年(714)、若狭国遠敷郡下根来村白石に彦火火出見尊と姫神の豊玉姫命が影向し、翌年に現在の場所に遷座したといいます。奈良にある東大寺二月堂の行事「お水取り」は、この神社から水を献じたのが始まりと伝えられます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
主祭神 | 彦火火出見尊 |
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所在地 | 福井県小浜市龍前28-7 |
交通 |
JR小浜線「東小浜駅」から徒歩約30分 舞鶴若狭自動車道「小浜IC」から車で約5分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 境内前に砕石を敷いた無料駐車場(5台)あり |
URL | 福井県神社庁>若狭彦神社 |
連絡先 | 若狭姫神社 0770-56-1116 |
歴史・由来
若狭彦神社は、福井県小浜市にある神社で、地名をとって「遠敷明神」ともいい、平安時代編纂の『延喜式』に載る式内社、若狭国一宮として知られます。
和銅7年(714)、若狭国遠敷郡下根来村白石に彦火火出見尊が影向したため創建され、後に現在の場所に遷座したといいます。当初の場所には元宮として白石神社が鎮座しています。
鬱蒼とした森の中にある本殿は、江戸時代の文化10年(1813)に造営された三間社流造、桧皮葺のもので、福井県の文化財として指定を受けています。
奈良にある東大寺二月堂の修二会の行事「お水取り」は、実忠和尚が国内の神々を招いて十一面悔過の行事を初めて催したところ、遠敷明神のみ漁に夢中で遅参してしまったため、お詫びとして本尊の十一面観音にお供えする閼伽水をを献じたのが始まりと伝えられます。
二月堂下の若狭井は白石神社近くにある鵜の瀬につながっていて、ここを水源に10日かけて水が送り出されるといわれ、現在も神宮寺の僧が松明行列を従えて鵜の瀬で大護摩を焚き、御香水を淵に注ぎ込む「お水送り」の行事が厳修されています。
車椅子で旅行するポイント
本殿 神門 若宮社 手水 随神門 祓所 夫婦杉 森の水PR館 鵜の瀬 白石神社 若狭姫神社 国道27号 福井県道35号久坂中ノ畑小浜線 |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
若狭彦神社の境内入口は砕石を敷いた小規模な駐車場となっており、ここから舗装された参道が随神門へと続いている。途中の夫婦杉や祓所の脇の橋に段差があるので、これを越える必要がある。随神門の先の境内は、石畳と玉砂利の地面だが、こちらも段差のある箇所がみられる。
周辺の名所・観光スポット
濱の四季
「濱の四季」は、小浜の伝統と食文化を伝える「御食国若狭おばま食文化館」に隣接するレストラン。若狭湾を望む場所にあり、鯖の醤油干しや竜田揚げ、刺し身などの小浜ならではの名物料理を味わえる。
【身障者用駐車場・多目的トイレ・スロープ・椅子席あり】
■参考リンク:お食事処 御食国若狭おばま 濱の四季