諏訪大社下社秋宮
軍神・建御名方神と后の八坂刀売神を祀る諏訪湖畔4社を総称する「諏訪大社」は延喜式の式内社。武田信玄はじめ武将の崇敬を集めました。鹿や猪を捧げる上社の御頭祭や、モミの大木を樹立する御柱祭などの風習は民俗学的にも貴重です。秋宮後背地には御柱を滑り落とす「木落し坂」があります。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 建御名方神、八坂刀売神 |
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所在地 | 長野県諏訪郡下諏訪町5828 |
交通 | 中央自動車道「諏訪IC」から車で約25分。 JR中央本線「下諏訪駅」から徒歩約10分。 |
拝観料 | 無料。 ただし、「下社宝物殿」は一般500円、小中学生300円。 |
駐車場 | 神社境内に舗装された無料駐車場(80台収容)あり。駐車場奥の社務所寄りに身障者駐車区画(2台)あり。 |
URL | 信濃國一之宮諏訪大社 |
連絡先 | 諏訪大社下社秋宮 0266-27-8035 |
歴史・由来
「諏訪大社」は軍神・建御名方神とその后神の八坂刀売神を祀る諏訪湖畔の4社(上社本宮・上社前宮・下社春宮・下社秋宮)の総称で、『延喜式』にみえる式内社、信濃国一の宮です。
草創の時期は不明ながら、早くも『日本書紀』持統天皇5年(691)の条に、天皇が使者を遣わして「信濃須波」の神を祀ったとあります。
この社は軍神を祀ることから中世、武家の崇敬が厚く、戦国時代に諏訪に侵攻した武田信玄は諏訪大社の祭祀を再興し、戦の際には「諏訪法性兜」を着用して出陣したと伝えられています。
鹿や猪を神に捧げる上社の「御頭祭」や、モミの大木を切り出して社殿の四方に樹立する「御柱祭」などの特異な風習は民俗学的にも貴重とされており、下社秋宮の後背地には、御柱祭のときに人が乗ったままの御柱が滑り落ちる「木落し坂」があります。
また、下社秋宮の境内には温泉が湧き出す「御神湯」【通常の手水舎のように竜の口と柄杓がありますがやけどの恐れあり注意】があるほか、鳥居横の千尋池からは「売神祝印(めがみほうりのいん)」と刻された古印【国宝】が出土したと伝えられています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
御柱祭
諏訪大社の式年造営の大祭として、寅年と申年の6年ごとにモミの木を切り出し社殿の四方に建てる神事。御柱は傾斜35度、長さ100mの「木落とし坂」を人を乗せたまま滑り落ちる。
幣拝殿
安永10年(1781)に造営された幣殿と拝殿が一体となったつくりの社殿で、左右に片拝殿が並ぶ。国の重要文化財。