一之宮貫前神社
一之宮貫前神社は、群馬県富岡市の神社で、平安時代の『延喜式』にも載る式内社、上野国一の宮です。総門から本殿まで階段を降る「下り宮」という独特の形式であり、総漆塗り・極彩色の社殿は徳川3代将軍家光が造営したもので、国の重要文化財に指定されています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 経津主命、姫大神 |
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所在地 | 群馬県富岡市一ノ宮1423-1 |
交通 | 上信電鉄「上州一之宮駅」から徒歩約15分。 上信越自動車道「富岡IC」又は「下仁田IC」から車で約20分。 |
拝観料 | 無料。ただし、「宝物館」【拝観は社務所に申し出】は大人300円、小中学生100円。 |
駐車場 | 神社総門前の石段下に舗装された駐車場、他に総門左手にも舗装された市営一の宮駐車場あり。いずれも無料。総門左右の玉砂利敷にも若干台の駐車スペースあり。 |
URL | 一之宮貫前神社 |
連絡先 | 一之宮貫前神社 0274-62-2009 |
歴史・由来
一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)は、群馬県富岡市の神社で、平安時代の『延喜式』にも載る式内社、上野国一の宮で、御祭神は経津主命と姫大神です。
社伝によると、創建は安閑天皇元年(531)のことで、鷺宮(現・安中市)に物部一族の磯部氏が祖先神である経津主神を祀ったのが始まりとされています。
平安初期以降の史料には「抜鋒(鉾)神」「貫前神」いずれの表記もみられ、室町時代の説話集『神道集』には、この神はもとは天竺(インド)の美女で、河の中に突き立てられた鉾を抜き、脇に挟んで日本に渡ってきたので「抜鉾大明神」というのだという異説を載せています。
この神社の社殿は、江戸時代に徳川3代将軍家光により造営された総漆塗り・極彩色の華麗なもので、国の重要文化財に指定されています。
また、通常の神社であれば本殿はより高い位置にあるところ、この神社は入口にあたる総門から本殿まで逆に階段を降って参拝する「下り宮」という独特の形式で、宮崎県の鵜戸神宮、熊本県の草部吉見神社とともに「日本三大下り宮」のひとつとされています。
さらに、鹿の肩甲骨を焼いたときに生じるひび割れをもとに吉凶を占う「鹿占習俗」という特殊神事(現在では貫前神社と武蔵御嶽神社のみ)でも知られています。
車椅子で旅行するポイント
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■参考リンク:富岡製糸場