真清田神社

2014年3月23日神社

真清田神社(ますみだじんじゃ)は、愛知県一宮市に鎮座し、尾張国一の宮として栄えました。織田信長拝領の「蘭奢待」という香木の一部が残るほか、国重要文化財の鎌倉時代の舞楽面を社宝として有しています。御祭神は天火明命で、尾張開拓の神とされています。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

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御祭神 天火明命(あめのほあかりのみこと)
所在地愛知県一宮市真清田1-2-1
交通 名鉄名古屋本線「名鉄一宮駅」又はJR東海道本線「尾張一宮駅」から徒歩約8分
名古屋高速一宮線「一宮東出口」又は東海北陸自動車道「一宮西IC」から車で約10分
拝観料境内無料。ただし、「宝物館」は大人200円、子供100円(土・日・祝のみ開館)。
駐車場神社境内西側に舗装された有料駐車場あり。ただし、30分以内は無料。
URL
連絡先尾張國一之宮 真清田神社 0586-73-5196

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歴史・由来

真清田神社(ますみだじんじゃ)は、愛知県一宮市の中心部に鎮座する神社で、尾張国を開拓した尾張氏の祖神である天火明命(あめのほあかりのみこと)を祀ったのが起源といわれますが、室町時代の『大日本国一宮記』には大己貴命とあるなど、時代により祭神の伝えに異同もみられます。

古くは木曽川沿いの水田地帯にあったためこの名があるといい、平安時代の『延喜式』神名帳には霊験著しい「名神大社」として記載されています。

中世には順徳天皇の崇敬により多数の舞楽面が奉納され、納曽利、陵王など12点が社宝として伝えられ、国重要文化財に指定されているほか、この時代には現在の市名にもあるとおり「尾張国一の宮」と呼ばれ栄え、藤原為家の側室・阿仏尼の書いた紀行日記『十六夜日記』には、この地を訪れて「一の宮 名さへなつかし ふたつなく みつなきのりを まもるなるべし」と詠んだことが紹介されています。

また、天正2年(1574)に勅許を得て東大寺にあった名香木「蘭奢待」(らんじゃたい)を切り取った織田信長は、一宮城主・関成政にその欠片を分け与え、のち真清田神社に奉納されたことから、宝物館にはその「蘭奢待」が残ることとなりました。

江戸時代に入ると、寛永8年(1631)に尾張藩主・徳川義直が社殿の修築を行うなど藩の保護のもとで整備されますが、戦時中の空襲によりほとんどの社殿は焼失してしまい、戦後の復興を経て現在に至ります。

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車椅子で旅行するポイント

真清田神社【1】真清田神社楼門。手前は玉砂利敷で、楼門正面には段差がある。
真清田神社【2】楼門左側の公道沿い、トイレ棟脇に段差のない入口がある。ここから境内へ入る。
真清田神社【3】車両の場合はスポーツ文化センターわきに舗装駐車場への入口あり。ゲート開閉式で場内には誘導員がいる。
真清田神社【4】駐車場最奥に社務所、トイレ棟がある。身障者用トイレを併設している。
真清田神社【5】真清田神社境内。参道部分は石畳、他は玉砂利敷で平坦になっている。
真清田神社【6】真清田神社拝殿。正面には3段の階段があるが左手にスロープ、拝殿内にも車椅子備付けあり。
真清田神社【6-1】拝殿左側の木製スロープ。反対側の神水舎にも同様のスロープあり。
真清田神社【6-2】拝殿内にある車椅子


真清田神社境内図

周辺の名所・観光スポット

世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ

国営木曽三川公園の河川環境楽園内にある水族館で、川島ハイウェイオアシスとして東海北陸道と直結。「木曽三川・長良川の源流から河口までと世界の淡水魚」をテーマに館内に自然環境を再現しており、淡水魚水族館としては世界最大級。全館がバリアフリー化されている。
【全館バリアフリー施設。身障者用トイレ・駐車場・スロープ・車椅子貸出あり。身障者、介助者1名まで半額。】

■参考サイト:世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ

このページの執筆者
@tabisora110