淡嶋神社

2023年8月21日神社

淡嶋神社は、和歌山県和歌山市にある神社で、式内社とされています。全国各地に鎮座する淡島神社や粟島神社の総本社であり、特に人形供養の神社として知られ、境内には無数の人形が奉納されています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:34.273694, 経度:135.0665

旅行先の概要

御祭神 少彦名命、大己貴命、息長足姫命
所在地 和歌山県和歌山市加太116
交通 南海電気鉄道加太線「加太駅」から徒歩約20分、または加太乗合タクシーで10分、「淡嶋神社」下車【デマンド型のため事前予約があった場合のみ運行
阪和自動車道「和歌山北IC」から車で約30分
拝観料 無料
駐車場 境内に舗装された有料駐車場あり【参拝者30分無料、おみくじ脇の機械に駐車券を挿入・身障者用駐車区画2台 】
URL
連絡先 淡嶋神社 073-459-0043

歴史・由来

淡嶋神社は、和歌山県和歌山市にある神社で、紀伊国の式内社の一つとされています。

神功皇后が三韓征伐からの帰途、嵐に巻き込まれたものの、神託により無事に友ヶ島に入港できたことから、島に祀られていた少彦名命・大己貴命の2神に宝物を奉納したのが始まりといわれます。その後、仁徳天皇が友ヶ島を狩りに訪れた際に経緯を知って、対岸に当たる加太の地に社殿を築いて遷座したということです。

淡嶋神社は医療の神である少彦名命を祀ることから、特に婦人病の平癒やおりものの悩みの解消、その他安産・子授けなど女性の願い事全般を叶えてくれるといわれ、江戸時代には「淡嶋願人」「淡嶋坊主」と呼ばれる宗教者が、立ち雛を納めた神棚のようなものを携え、祭文を唱えながら淡島神社のご利益を説いて回ったため、全国にその信仰が広まりました。

淡嶋神社は人形供養の神社としても知られており、境内には供養のために奉納された2万体ともいわれる多くの雛人形などで埋め尽くされています。毎年3月3日には雛流しの神事が行われ、これらの人形たちが木造の小舟に乗せられて加太の海に流されます。

車椅子で旅行するポイント

【1】淡嶋神社の有料駐車場に入るとゲートの先に身障者用区画があり、本殿へ続くスロープも見える。
【2】鳥居には石段があるので駐車場から迂回して正面の参道に回っても、同様に本殿手前にはスロープが設置されている。
【3】淡嶋神社の本殿付近。賽銭箱前は階段。左手には紀文稲荷社に向かう参道が続くが、末社以降は階段。
【4】境内駐車場の向かいに公衆トイレがあり身障者用を併設する。





境内配置図 [凡例]
鳥居 土産物店 加太乗合タクシー淡嶋神社停留所 トイレ 神輿庫 針塚 紀文稲荷社 手水舎 本殿 遷使殿 大国主社 雛倉 姿社 末社 授預所 宝物殿 県道65号線

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

淡嶋神社には舗装された境内駐車場から直接本殿に移動できるスロープが設置されている。境内トイレには身障者用はないが、公道を渡った反対側の公衆トイレは身障者用を併設する。

周辺の名所・観光スポット

紀三井寺


紀三井寺は、和歌山県和歌山市にある救世観音宗の寺院で、西国三十三所第2番札所となっている。山内に三つの井戸があるところからこの名があり、朱色に塗られた楼門、多宝塔などの文化財も多く、和歌の浦を一望できる早咲き桜の名所としても知られる。
【身障者用駐車区画・トイレ・スロープ・エレベーター・ケーブルカーあり】

■参考リンク:紀三井寺

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このページの執筆者
@tabisora110