伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

2021年6月1日神社

伏見稲荷大社は、京都府京都市にある式内社で、全国に3万社もあるといわれる稲荷神社の総本社です。奥院に続く参道沿いに朱色に塗られた鳥居が無数に連なる「千本鳥居」の風景は有名です。室町時代から江戸時代までに再建された本殿、拝殿や楼門は国重要文化財に指定されています。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 稲荷大神
所在地 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
交通 JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ
阪神高速道路「上鳥羽出口」から車で約10分
JR・近鉄・京都市営地下鉄「京都駅」から京都市バス(南5号・105号系統)経由で約10分、「稲荷大社前」停留所下車、徒歩約7分
拝観料 無料
駐車場 神社境内にアスファルト舗装済みの無料駐車場あり【身障者区画あり】
URL
連絡先 伏見稲荷大社 075-641-7331

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歴史・由来

伏見稲荷大社は、京都府京都市にある神社で、『延喜式神名帳』に「名神大社」として載る式内社、平安京を鎮護する「二十二社」の一つです。全国に3万社もあるといわれる稲荷神社の総本社でもあります。

社記によれば和銅4年(711)に稲荷山に鎮座したのがはじまりと伝えられ、五穀豊穣の神として信仰されてきました。清少納言の『枕草子』にも「稲荷に思ひおこしてまうでたる」と参詣のことが記されています。

応仁の乱の際には東軍方の足軽大将・骨皮道賢が稲荷山を拠点として戦ったため、応仁2年(1468)に山名宗全をはじめとする西軍諸将の軍勢に包囲され、社殿がことごとく炎上しています。後に豊臣秀吉が楼門を寄進するなどして復興が図られましたが、こうして室町時代から江戸時代にかけて再建された本殿、拝殿や楼門は、現在では国重要文化財に指定されています。

また、江戸時代には特に商売繁昌を願う商人からの人気も高く、結願の際には鳥居を奉納する慣習も生まれ、これが奥院に続く参道沿いに朱色の鳥居が無数に連なる「千本鳥居」の風景となって今日に至ります。

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車椅子で旅行するポイント

伏見稲荷大社_1.jpg 【1】JR稲荷駅から続く伏見稲荷大社の表参道は石畳やブロックで舗装された緩やかな坂となっている。
伏見稲荷大社_2.jpg 【2】JR稲荷駅前には歩行者用の表参道の脇に自動車用の進入路も整備されており、そのまま境内駐車場に入場できる。
伏見稲荷大社_3.jpg 【3】表参道の途中にはトイレ棟があり、多目的トイレが併設されている。
伏見稲荷大社_4.jpg 【4】歩行者・自動車のどちらであっても最初に楼門に行き当たるが、この楼門には石段がある。
伏見稲荷大社_5.jpg 【5】楼門の左右にはスロープが設置されており、石段を迂回して上へ移動することが可能である。
伏見稲荷大社_6.jpg 【6】本殿より先は石段のみでスロープがないが、代わりに本殿裏にエレベーターが設置されている。
伏見稲荷大社_7.jpg 【7】エレベーターの先は千本鳥居につながり、道幅は狭いが段差なく奥院まで移動することができる。
伏見稲荷大社_8.jpg 【8】奥院(奥社奉拝所)から先は階段の多い山道となるので、車椅子での移動はほぼ不可。


伏見稲荷大社境内図

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境内配置図 [凡例]
JR稲荷駅 参集殿 儀式殿 熊野社 霊魂社 藤尾社 楼門 社務所 神楽殿 荷田春満旧宅 東丸神社 御茶屋 授与所 外拝殿 内拝殿 権殿 本殿 エレベーター 長者社 荷田社 五社相殿社 両宮社 玉山稲荷社 白狐社 奥宮 神馬舎 千本鳥居 奥院 大八嶋社 納札所 稲荷茶寮

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

伏見稲荷大社は境内地が稲荷山全体にわたっているが、比較的標高が低い場所にある奥社奉拝所(奥院)までの区間であれば、階段を回避しつつ移動できるルートが整備されている。

JR稲荷駅から楼門までは歩行者用・自動車用どちらの参道も舗装されているので容易に移動が可能であり、身障者用の駐車区画やトイレもある。その先の本殿までの区間も、階段は随所にあるものの、これらの階段にはスロープが併設されている。

また本殿の裏手にはエレベーターが新設され、道幅が狭くすれ違いができないものの、千本鳥居の中を通って奥社奉拝所(奥院)までどうにか移動することは可能である。その先も千本鳥居は続いているが、稲荷山頂の一ノ峰まで至る山道のため、車椅子での移動はさすがに困難となる。

周辺の名所・観光スポット

京都タワー

「京都タワー」は、京都駅烏丸口の北側に位置する展望塔で、下層の京都タワービルを含めた高さは131メートルあります。展望室からは清水寺や三十三間堂、西本願寺などの京都が誇る世界遺産となっている建物が見渡せます。また、カフェやバーなども併設されています。
【エレベーター・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人・介助者1名まで割引】

■参考リンク:京都タワーホテル

このページの執筆者
@tabisora110