豊受大神宮(伊勢神宮外宮)
豊受大神宮は、「伊勢神宮」を構成する正宮のひとつで、天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)に対し、衣食住の守護神とされる豊受大御神を祀ることから、一般には「外宮」と呼ばれています。広大な境内は杉の巨木や勾玉池が美しい自然に包まれた場所となっています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 豊受大御神 |
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所在地 | 三重県伊勢市豊川町279 |
交通 | JR・近鉄「伊勢市駅」から徒歩約10分 伊勢自動車道「伊勢西IC」から車で約5分 |
拝観料 | 無料 ただし、「せんぐう館」は一般300円、小中学生100円 |
駐車場 | 門前に舗装された無料駐車場(約400台)があり、身障者用区画も設置されています。 |
URL | 伊勢神宮 |
連絡先 | 神宮司庁 0596-24-1111 |
歴史・由来
豊受大神宮は、三重県伊勢市に鎮座し、天照大御神の御饌都神(みけつかみ)、すなわち食物を司る神である豊受大御神をお祀りしています。
伊勢神宮の正宮の一つがあり、「内宮」(ないくう)とよばれる「皇大神宮」に対し、「外宮」(げくう)とよばれています。
社伝によれば、雄略天皇22年(478)、天皇のもとに天照大御神による夢告があり、丹波比治の真名井原(現・京丹後市)から食物を司る神である豊受大御神を呼び寄せたものとされています。
鎌倉末から南北朝時代にかけては神官の度会家行が「伊勢神道」を唱え、豊受大御神は天地開闢のとき高天原に最初に出現した神・天之御中主神と同体であるとしたほか、神仏習合が進む中で神が主で仏が従の存在であることを主張し、元寇を契機とした神国思想の高まりの中で支持されてゆきます。
特に、南朝方の公家・武将で『神皇正統記』を著した北畠親房や、『徒然草』を記した吉田兼好の兄弟といわれる天台僧・慈遍らの思想に大きな影響を与えました。
この外宮では現在も古式にのっとり20年に一回の「式年遷宮」が行われ、それぞれの建物の隣接地に新しい社殿が建て替えられます。境内には、平成25年(2013)の式年遷宮(10月5日遷御)を記念する展示施設「せんぐう館」も開館しています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
せんぐう館
第62回神宮式年遷宮を期して社殿造営・御装束神宝奉製の技術などを広く紹介する施設。檜材でつくられた外宮正殿を原寸大で再現した側面再現模型、遷宮の際に用いられる御装束・神宝などの調製工程の再現見本などが展示されている。
【身障者用トイレ・スロープあり】
■参考リンク:式年遷宮記念せんぐう館