飯香岡八幡宮
飯香岡八幡宮(いいがおかはちまんう)は、千葉県市原市にある古社で、上総国の国府八幡宮、総社としての扱いを受けました。八幡神を祀ることから源頼朝が社殿を造営するなど武家の崇敬が篤く、足利氏、千葉氏、徳川氏らも社殿造営や寄進などを行っています。秋季大祭の「市原の柳楯神事」は千葉県の無形民俗文化財に指定されています。
旅行先の地図
旅行先の概要
御祭神 | 息長帯姫命、誉田別命、玉依比賣命 |
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所在地 | 千葉県市原市八幡1057-1 |
交通 |
館山自動車道「市原IC」から車で約30分 JR内房線「八幡宿駅」から徒歩で約3分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 「八幡幼稚園」看板のある道路入って突き当たり、神社境内に未舗装駐車スペース若干台あり(無料) |
URL | 飯香岡八幡宮 |
連絡先 |
飯香岡八幡宮 0436-41-2072 |
歴史・由来
飯香岡八幡宮(いいがおかはちまんう)は、その昔上総国の国府が置かれていた千葉県市原市にある古社です。
「飯香岡」という地名は、日本武尊が当地を訪れた際に、献上された飯の香りを賞したことから生まれ、白鳳4年(675)、一国一社の八幡宮として勧請されたといい、『石清水文書』保元3年(1158)に「上総国市原別宮」とあるのはこの八幡宮のことであるとみられています。
飯香岡八幡宮は、源氏の氏神である八幡神を祀ることから、源頼朝が社殿を造営するなど武家の崇敬が篤く、足利氏、千葉氏、徳川氏らもしばしば社殿造営や寄進などを行っており、現在に残る本殿は室町時代中期のもので、国の重要文化財に指定されています。
源頼朝に関しては、平氏打倒に挙兵したものの石橋山の戦いで惨敗し、伊豆国から安房国へと海路で逃避行を繰り広げますが、その間に銀杏の種を逆さまに植えて逆境転換を願ったといい、これが飯香岡八幡宮拝殿の左側にある「逆さ銀杏」の大木であるという伝説があります。
飯香岡八幡宮の秋季大祭(旧暦の8月15日)では、皮を剥いだ柳の生木を何本も並べて竹の骨組に結びつけてつくった盾を担いで練り歩く「市原の柳楯神事」が行われており、これは千葉県の無形民俗文化財にも指定されています。
車椅子で旅行するポイント
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
境内の参道部分は石畳、他はおおむね平坦な未舗装の地面で、階段部分には車椅子用のスロープがあり、特に拝殿の上にもスロープで登れるようになっている。目立った案内がないのでとまどうが、「八幡幼稚園」看板のある道路から自動車で直接境内に乗り入れれば車椅子移動もさらに容易になる。境内のトイレは身障者用ではないので、隣接する市原市八幡公民館内の身障者用トイレを使用するとよい。
周辺の名所・観光スポット
市原ぞうの国
市原ぞうの国は、国内最多飼育数のぞう10頭をはじめ、ラクダ、カバ、ライオン、トラ、キリン、レッサーパンダなど約100種の動物を飼育する観光施設。毎日開催の「ぞうさんショー」では、ぞうのダンスや楽器演奏などのアトラクションが見られるほか、ぞうの背中に乗って散歩したり、えさやり、記念撮影などができる。
【身障者用トイレあり。身障者手帳提示で半額割引、介助者2割引】
■参考リンク:市原ぞうの国