大甕神社

大甕神社

2013年7月9日神社

大甕神社は、茨城県日立市にある神社で、御祭神は建葉槌命です。境内には建葉槌命が「邪神」とされた甕星香々背男を封じ込めたという「宿魂石」があります。国道沿いにありますが、樹叢に覆われた中に磐座が残るなど、静かな佇まいを見せています。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 建葉槌命
所在地 茨城県日立市大みか町6-16-1
交通 JR常磐線「大甕駅」から徒歩約10分。
常磐自動車道「日立南太田IC」から車で約10分。
拝観料 無料
駐車場 神社拝殿下、国道6号に並行する旧道沿いに砕石敷の無料駐車場あり。
URL
連絡先 大甕神社 0294-52-2047

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歴史・由来

大甕神社は、茨城県日立市にある神社で、御祭神は建葉槌命です。

鎮座の時期は不明ながら、江戸時代に編纂された『大甕倭文神宮縁起』によると、大甕山に居を構え、天津神に従わずに「邪神(あしきかみ)」とされていた甕星香々背男が石に変じてどんどん大きくなったため、建葉槌命がこの石を蹴り上げて退治したところ、石が砕けて各地に飛散した、という伝承があります。

この社はもともと大甕山上の「古宮」と呼ばれる場所にありましたが、水戸藩2代藩主・徳川光圀の社寺改革のなかで浜街道沿いの現在地に遷座しています。鬱蒼とした樹叢に覆われた境内には、甕星香香背男の荒御魂を封じ込めたという「宿魂石」という磐座が残るなど、静かな佇まいを見せており、この磐座はパワースポットとしても注目されています。近年になって、邪神とされた甕星香香背男も、境内の「甕星香香背男社」に祀られるようになりました。

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車椅子で旅行するポイント

大甕神社【1】国道沿いに表参道鳥居。車両祓いはこちらに駐車。境内は玉砂利敷。
大甕神社【2】表参道を入り「拝殿 左へ」とある案内板に従い左奥の道へ進む。多少起伏あり。
大甕神社【3】国道と並行する旧道沿いに砕石敷駐車場。目の前は拝殿だが階段あり。
大甕神社【4】砕石敷駐車場から100メートル北に階段のない境内入口。表参道と合流。
大甕神社【5】宿魂石の傍らを過ぎ拝殿へ。この巨石はパワースポットとして知られる。
大甕神社【6】大甕神社拝殿。正面は階段で賽銭箱は階段の上にある。


大甕神社境内図

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境内配置図 [凡例]
御本殿 宿魂石 拝殿 神輿殿 甕星香々背男社 社務所・儀式殿 泉川道標:「此地ミカノ原水木村へ十二町」とある江戸時代の明和8年建立の道標。 祖霊殿 国道6号 大みか神社入口 日研入口 仙台市 水戸市

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

大甕神社は国道6号沿いにあり、鳥居のすぐ先が車祓用の砕石敷の駐車場となっている。ほかに一般用の駐車場が旧道「泉川道標」を越えた拝殿直下にある。境内はほぼ玉砂利が敷かれており、地形的に坂道の途中に位置するかたちとなるため、高低差がある場所もみられるので移動の際には注意のこと。

周辺の名所・観光スポット

イトヨの里 泉が森公園

「イトヨの里 泉が森公園」は、地元住民が里親団体となり、行政との協働により作り上げた公園です。大甕神社脇の旧道の三叉路に建つ「泉川道標」(日立市指定文化財)の目的地にあたる、常陸国式内28社の一つ、泉神社からの湧き水に源を発する清流が泉を形成しており、イトヨが生息しています。『常陸国風土記』にも「密筑(みつき)の里の大井」とあり、古代から知られた由緒ある場所です。【車椅子可】

■参考リンク:日立市>イトヨの里泉が森公園

日立市かみね公園

「日立市かみね公園」は、日立市が設置した都市公園の一つで、神峯山のふもとに位置しています。ゾウ、キリン、カバなど大型哺乳類の展示が充実したかみね動物園・ゆうえんち・レジャーランドなどからなり、付近には「異国の丘」などで知られる作曲家の吉田正音楽記念館もオープンしています。【車椅子可。ただし、山麓にあるため移動注意。】

■参考リンク:日立市かみね公園

このページの執筆者
@tabisora110