斑鳩寺

斑鳩寺 寺院
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斑鳩(いかるが)寺は、兵庫県揖保(いぼ)郡太子町にある聖徳太子ゆかりの寺院です。推古天皇14年(606)、聖徳太子が推古天皇から賜った播磨国の土地に寺院を建てたのがはじまりとされています。もとは法相宗である法隆寺の別院となっていましたが、戦国時代に焼失し、再建を経て天台宗に改まりました。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御本尊 釈迦如来・薬師如来・如意輪観音
所在地 兵庫県揖保郡太子町鵤709
交通 山陽自動車道「龍野IC」から車で10分
JR山陽本線「網干駅」南口から神姫バス(山崎行き)乗車10分、又はJR山陽新幹線・山陽本線・播但線・姫新線「姫路駅」北口から神姫バス(龍野行き)乗車30分、「鵤(いかるが)」バス停下車、徒歩10分
拝観料 境内無料。ただし、宝物館・聖徳殿拝観は個人500円(午前10時~午後4時、事前予約制)。
駐車場 仁王門向かいに舗装済みの無料駐車場あり。他に未舗装の境内駐車場あり。
URL
連絡先 斑鳩寺 079-276-0022

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歴史・由来

「斑鳩寺」は、兵庫県揖保郡太子町にある聖徳太子ゆかりの寺院です。

『日本書紀』によれば、推古天皇14年(606)、聖徳太子が勝鬘経(しょうまんぎょう)や法華経を講義し、喜んだ天皇から播磨国の水田100町を賜ったため、これを法隆寺に施入したとあります。このとき聖徳太子が現地に建てた寺院が「斑鳩寺」のはじまりとされ、一帯は法隆寺の荘園として「斑鳩荘(鵤庄)」とよばれるようになりました。

また、天平19年(747)に編纂された『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』にも同様の記事があり、「小治(田)大宮御宇天皇戊午年」、すなわち推古天皇6年(598)に聖徳太子が勝鬘経や法華経を講義した際の布施として、播磨国揖保郡の水田219町1段82歩が納められたとあります。

鎌倉幕府が編纂した歴史書『吾妻鏡』には、文治3年(1187)の地頭による鵤庄押領に対し、源頼朝が「上宮太子(聖徳太子)聖跡」である斑鳩寺からの訴えに驚愕し、使者を遣わして押領を禁じたとあり、中世には本寺・法隆寺や聖徳太子の権威を背景に、周囲に多くの子院を抱える大寺院へと発展しました。

しかしながら、天文7年(1538)以降、山陰から尼子氏の軍勢が侵入して守護の赤松氏を追い落とすなど播磨国内は騒然としており、同10年(1541)には戦火を逃れて境内に住み着いていた「近郷土民」の小屋から出火して、本堂・塔婆・鐘楼をはじめとする建物が全焼する憂き目に遭っています。

その後、楽々(ささ)山円勝寺(今のたつの市)の円光院昌仙は、龍野城主の赤松政秀・広英父子の支援を受け、焼失した伽藍を再興して斑鳩寺中興の祖となり、このころ宗派も法隆寺と同じ法相宗から天台宗に改まったといわれます。

斑鳩寺の本尊は薬師如来・釈迦如来・如意輪観音の三尊で、止利仏師が一刀三礼して刻んだという伝説があるものの、実際には飛鳥時代の像容を模して室町時代につくられたものとみられており、国重要文化財に指定されています。

また、露盤に大檀那として赤松下野守正秀の銘が残る「三重塔」、太子の講義を再現した鎌倉時代の「絹本著色聖徳太子勝鬘経講讃図」、中世鵤庄の古記録「鵤庄引付」、南北朝時代に成立した播磨国の地誌「峯相記」、斑鳩寺焼失後に円勝寺から移された「木造日光・月光菩薩立像」など、他にも多くの国指定重要文化財がみられます。

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車椅子で旅行するポイント

斑鳩寺-1.jpg 【1】斑鳩寺の仁王門前には舗装された無料の参拝者駐車場がある。
斑鳩寺-2.jpg 【2】仁王門の入口はスロープ状になってはいるものの、門の敷居の部分に低い段差があるので注意を要する。
斑鳩寺-3.jpg 【3】仁王門から講堂下まで石畳の参道が延びる。講堂や聖徳殿にスロープはないが、両脇に金属製の手すりが付いた階段が設置されている。
斑鳩寺-4.jpg 【4】仁王門のほか赤門(東門)などからも境内に入れるが、同様に太鼓橋を渡り門の段差を越える必要がある。
斑鳩寺-5.jpg 【5】北側の斑鳩寺公園に迂回すると、奥で斑鳩寺境内に接続する別の入口がある。
斑鳩寺-6.jpg 【6】斑鳩寺公園内にはトイレ棟があり、身障者用トイレを併設している。
斑鳩寺-6-1.jpg 【6-1】身障者用トイレ内部
斑鳩寺-7.jpg 【7】公園奥には「駐車場」「自転車置き場」の看板が立つ未舗装の広場があり、天神社と聖徳殿の間から段差なく境内に入れる。



斑鳩寺境内図

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境内配置図 [凡例]
仁王門 山王社 納経所 弥勒堂 聖徳殿 三重塔 鐘楼 講堂 赤松政秀・広英供養塔 聖霊権現社 赤門 庫裏 聖徳会館 天神社 宝蔵 富の小川 トイレ 墓地 斑鳩寺公園 藤棚 自転車置き場 斑鳩公民館 斑鳩幼稚園 兵庫県道725号門前鵤線 国道179号 太子町鵤交差点 至東芝デバイス&ストレージ姫路半導体工場

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

「斑鳩寺」は平地に建っているので境内に大きな段差はなく、駐車場も仁王門のすぐ手前にあるが、門の敷居の部分に小さな段差があるため、これを越える必要がある。一方、北側の斑鳩寺公園には身障者用トイレがあるほか、奥に進めば天神社の裏手から段差なく境内に入れる。境内は参道部分が石畳、その他は薄く玉砂利が敷かれている。

周辺の名所・観光スポット

たつの市立龍野歴史文化資料館

「たつの市立龍野歴史文化資料館」は、龍野城跡の敷地内にある公設の資料館で、古代から近世にわたるたつの市を中心としたエリアの歴史と文化を紹介しています。館内では白鳳時代につくられた像高11センチの「弥勒菩薩像」、賤ヶ岳七本槍として知られる脇坂安治愛用の「十文字槍」、播磨地方に現存する唯一の「太閤検地帳」などの資料を展示するほか、周囲には国重要伝統的建造物群保存地区に選定された龍野の町並みが広がります。
【身障者用駐車場・スロープ・車椅子貸出あり。障碍者手帳所持者及び介助者1名無料。】

■参考リンク:たつの市立龍野歴史文化資料館

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