明治神宮

2013年10月4日神社

明治神宮は、東京都渋谷区にある旧官幣大社で、御祭神は明治天皇と昭憲皇太后です。もと彦根藩の下屋敷のあった場所が明治時代に御料地となり、御祭神ゆかりの地であることから大正9年(1920)に鎮座しました。正月三が日の初詣者数は300万人を超え、例年日本一です。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 明治天皇、昭憲皇太后
所在地 東京都渋谷区代々木神園町1-1
交通 【原宿口(南口)】
JR山手線・埼京線「原宿駅」、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」から徒歩約1分。
首都高速4号新宿線「代々木IC」から車で約5分。
【代々木口(北口)】
JR中央線・総武線・山手線「代々木駅」、都営地下鉄「代々木駅」、東京メトロ副都心線「北参道駅」から徒歩約5分
首都高速4号新宿線「代々木IC」から車で約5分。
【参宮橋口(西口)】
小田急線「参宮橋駅」から徒歩約5分
拝観料 無料。
ただし、「神宮御苑」は大人500円、小・中学生200円。明治神宮ミュージアムは一般1000円【障害者手帳を所持する本人無料】。–>
駐車場 南参道(原宿口)又は北参道(代々木口)から進入、入口の門に衛士がいるので一旦停止のこと。
境内「神宮会館」、「参集殿」、「フォレストテラス明治神宮」前に舗装駐車場あり。身障者用駐車区画あり。
正月は3日まで車両進入禁止、3~6日代々木口のみ進入可。
URL
連絡先 明治神宮社務所 03-3379-5511(代表)

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歴史・由来

明治神宮は、東京都渋谷区の旧官幣大社で、御祭神は明治天皇と昭憲皇太后です。

明治45年(1912)年7月30日に明治天皇が崩御されると、京都に伏見桃山陵が造営
されますが、御聖徳を偲び明治天皇の神霊をお祀りする神社を建設しようという国民運動が沸き起こります。

政府は「神社奉祀調査会」を組織し、かつて彦根藩の下屋敷のあった場所で、天皇と縁の深い代々木御料地を鎮座地として選定します。

もともと大名庭園であった神宮御苑を除き、当時この一帯は松林と荒蕪地が広がる場所であったため、学者や造園技師を中心として、広葉樹を主体とした人工林を鎮守の森となすべく計画が立案され、多くの国民からの献木や勤労奉仕による造成がなされ、大正9年(1920)11月に鎮座祭が行われました。

現在、明治神宮の正月三が日の初詣者数は300万人を超え、例年日本一を記録しています。

境内の神宮御苑(有料)には隔雲亭や菖蒲田、清正井(きよまさのいど)などがあり、6月には花菖蒲が見頃を迎えます。

また、宝物殿は大正10年(1921)竣工の鉄筋コンクリート造の建物で、近代和風建築の代表例として国の重要文化財に指定されています。

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車椅子で旅行するポイント

明治神宮_1.jpg 【1】原宿口で衛士に入苑証をもらい南参道の側道(舗装道)へ。フォレストテラス脇に多目的トイレ、側道沿いにいくつか駐車場(すべて舗装済)がある。
明治神宮_2.jpg 【2】境内参道は玉砂利が敷かれているが、両脇はコンクリート舗装されているので車椅子はこの部分を進む。他に北側の代々木口から自動車祓所に至る舗装道もある。
明治神宮_3.jpg 【3】参道を車椅子で進むと南・西・東神門付近で参道が玉砂利から平坦な石畳に変わるものの、それぞれの門には階段がある。
明治神宮_4.jpg 【4】南・東神門には車椅子マークと手すりつきスロープが設置されており石階段を回避できる。西神門のみはいったん南神門に迂回が必要。
明治神宮_5.jpg 【5】神門を通過して玉垣内に入ると平坦な石畳が敷かれた広場になっているが、拝殿前にはやはり石階段がある。
明治神宮_6.jpg 【6】明治神宮の拝殿脇には車椅子マークと手すりつきスロープが設置されており、車椅子でも階段上の賽銭箱前まで移動して参拝可。


明治神宮境内図

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境内配置図 [凡例]
原宿口 南参道 大鳥居 フォレストテラス明治神宮 参集殿 神宮会館 代々木口 北参道 宝物殿 至宝館 参道橋口 西参道 清正井 隔雲亭 御苑 車祓所 御社殿 神楽殿 社務所 夫婦楠 客殿 手水舎 首都高速4号新宿線 代々木出口 JR山手線 原宿駅(明治神宮駅) 代々木公園 小田急小田原線 参宮橋駅 東京都道413号赤坂杉並線

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

明治神宮には「原宿口」(南口)、「代々木口」(北口)、「参宮橋口」(西口)の3つの入口がある。

自動車であれば「原宿口」または「代々木口」で衛士から入苑証をもらい、側道として整備されている舗装道を通って駐車場に入庫するとよい。
特に、お祓いを受ける車両向けには「代々木口」から「自動車祓所」まで至る舗装道も整備されている。

歩行者のメインルートは「原宿口」から幅広の「南参道」を通り、「大鳥居」、「南神門」を経由して「御社殿」に至るもので、路面には玉砂利が敷かれているが、2016年に「明治神宮鎮座百年記念修繕事業」の一環として両端のみコンクリート舗装のバリアフリー参道が整備されたため、車椅子でも移動がしやすくなった。

ただし、「原宿口」から「大鳥居」に至る中間に坂道があるので、車椅子に乗る場合であっても自動車用の舗装された側道を併用するのが適当である。たとえば、「原宿口」から側道を通って「フォレストテラス明治神宮」に出た上で、ここから「大鳥居」「南神門」と進むルートが考えられる。

「フォレストテラス明治神宮」脇には多目的トイレやスロープ、身障者用駐車区画が設置されているほか、レストランや売店、フードコート、ベンチなどの休憩施設がある。

このようにバリアフリー設備は以前に比べてかなり整備されたが、「原宿口」から「南神門」までが900メートル、「代々木口」から「東神門」までが600メートル、「参宮橋口」から「西神門」までが600メートルと、移動距離が格段に長い点には注意したい。

周辺の名所・観光スポット

根津美術館

東武鉄道の社長であった故・根津嘉一郎のコレクションを展示するため建てられた美術館。日本・東洋の古美術を中心として国宝7件を含む7,414件のコレクションを有している。南青山の美術館の敷地は根津嘉一郎の私邸跡で、広大な日本庭園が広がる。
【身障者用トイレ・エレベーター・駐車場あり。障害者手帳提示で本人と介助者1名に団体割引適用。庭園は介助者があれば車椅子でも可能だが係員に申し出のこと】

■参考リンク:根津美術館

このページの執筆者
@tabisora110