白川八幡神社
白川八幡神社は、岐阜県白川村の神社で、合掌造りで有名な世界遺産・白川郷の産土神です。御祭神は応神天皇で、和銅年間の創建と伝えます。境内の釈迦堂は荻町城主・山下氏勝が寛永4年(1628)に造営したもの。10月の例祭は「どぶろく祭り」として遠来の参加者にもどぶろくが振る舞われます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 応神天皇 |
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所在地 | 岐阜県大野郡白川村荻町559 |
交通 |
JR「名古屋駅」(名鉄バスセンター)から岐阜バス(高速白川郷線:予約制)で約2時間30分、「白川郷」下車 JR「高山駅」(高山濃飛バスセンター)から濃飛バス・北鉄バス・富山地鉄バス(白川郷・金沢線:一部時間帯は予約制)で約50分、「白川郷」下車 JR「高岡駅」から加越能バス(世界遺産バス)で約2時間10分、「白川郷」下車 東海北陸自動車道「白川郷IC」から車で約10分 白山白川郷ホワイトロード(旧白山スーパー林道)「馬狩料金ゲート」から車で約10分 |
拝観料 |
境内無料 ただし、「どぶろく祭りの館」は大人300円、小人100円 |
駐車場 |
白川八幡神社境内に駐車場はない。 ただし、荻町合掌造り集落に直結する「であい橋」の川向うに「村営せせらぎ公園駐車場」(普通車500円)があり、観光客はここを利用する。混雑の場合は誘導員の指示で臨時駐車場へ。 また、国道156号荻町交差点付近に、身障者用駐車場(3台)および身障者用トイレを併設する「白川郷バスターミナル」が整備されている。 |
URL | 岐阜県神社庁>白川八幡神社 |
連絡先 | 白川八幡神社社務所 05769-6-1624 どぶろく祭りの館 05769-6-1655 |
歴史・由来
白川八幡神社は、岐阜県大野郡白川村にある神社で、応神天皇を御祭神とし、豪雪地帯特有の合掌造り集落で有名な世界遺産・白川郷の産土神となっています。
もとは和銅年間(708~715)の創建と伝えていますが、近世に入り荻町城主となった山下氏頼が八幡神を勧請してから「八幡神社」と呼ばれるようになりました。
境内の釈迦堂も荻町城主・山下氏勝が寛永4年(1628)に造営したもので、ユネスコの世界文化遺産の「伝統的建造物」の一翼を担っています。
毎年10月14・15日の白川八幡神社例祭は「どぶろく祭り」ともよばれ、赤鬼、青鬼が先導して獅子舞や旗、太鼓、神輿が集落を練り歩き、最後に村人や観光客に御神酒であるどぶろくが振る舞われます。
境内の「どぶろく祭りの館」では、合掌造り集落やどぶろく祭りの様子を記録したビデオの上映や、仏像、神像などの神宝の展示などが行われており、来館者はどぶろくの試飲もできます。
また、この社はアニメ・映画『ひぐらしのなく頃に』に登場する古手神社のモデルになったことから、拝殿に奉納されている絵馬にはキャラクターを描いたものが相当数に上ります。
車椅子で旅行するポイント
また、図中の「展望台行きシャトルバス乗降所」は「荻町公園」(休憩所に身障者用トイレあり)として整備され、かわりにシャトルバスの発着地は「白川郷バスターミナル」となっています。
周辺の名所・観光スポット
荻町城跡展望台
中世白川郷を支配した内ヶ島氏(居城の帰雲城が天正大地震で埋没して滅亡)の家臣・山下氏勝の居城だったと伝わる場所で、断崖に建つ典型的な中世の山城。このため、合掌造りの荻町集落全体を見渡せる絶景スポットとなっており、カメラを片手にした観光客の姿も多い。冬季にはライトアップされる。
【自動車は荻町集落内には進入せず、手前の国道360号から進入すると、展望台前の舗装駐車場(無料)を利用できる。途中の道路脇に身障者用トイレあり。また、白川郷バスターミナルから白山タクシーの「展望台行きシャトルバス」(片道200円)が運行している。】
■参考リンク:白川村役場>荻町城跡展望台