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祐徳稲荷神社

祐徳稲荷神社

2013年6月13日神社

祐徳稲荷神社は、佐賀県鹿島市に鎮座し、「日本三大稲荷」のひとつに数えられます。鹿島藩主夫人の萬子媛が稲荷神を勧請したことに始まり、その諡号をとって「祐徳稲荷」と呼ばれるようになりました。極彩色の総漆塗りの本殿から「鎮西日光」の美称があるのとは対照的に、石壁山上の奥の院は岩場が続き、さながら山岳霊場の趣きです。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

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御祭神 倉稲魂大神、大宮売大神、天宇受売命、猿田彦大神
所在地 佐賀県鹿島市古枝下古枝1855
交通 JR長崎本線「肥前鹿島駅」から祐徳バス経由で約10分、「祐徳神社」下車
長崎自動車道「武雄北方IC」又は「嬉野IC」から車で約30分
拝観料 無料
ただし、御本殿への「エレベーター」は、「開運おみくじ」(初穂料1人300円)の授与を受けて利用【稼働時間:午前9時から午後4時まで】
「祐徳博物館」は大人300円、大学生・高校生200円、中学生・小学生100円【博物館正面は階段あり】
駐車場 神社北側の商店街入口、神社東側の博物館脇などに舗装された無料駐車場(収容台数3000台)あり。身障者用区画あり。
URL
連絡先 祐徳稲荷神社 0954-62-2151

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歴史・由来

祐徳稲荷神社は、佐賀県鹿島市に鎮座し、京都府の伏見稲荷神社、茨城県の笠間稲荷神社と並ぶ「日本三大稲荷」のひとつとされています。

この社は鹿島藩主鍋島直朝夫人の萬子媛が京都から稲荷大神の御分霊を勧請したのに始まり、宝永2年(1705)、石壁山窟に生前から掘ってあった寿蔵において萬子媛が断食入定したことから、その諡号をとって「祐徳院」と呼ばれるようになりました。

現在、九州地方では太宰府天満宮に次ぐ年間300万人の参詣者を集めており、衣食住全般を守護する神様として、商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全などの御利益があるとされています。

懸崖造りの高さ18メートルほどの「御本殿」は、先代のものが火災で焼失したあと、昭和32年(1957)になって再建されたものですが、極彩色で総漆塗りの見事な姿は「鎮西日光」の美称で呼ばれています。

その一方で、御本殿の裏手の休憩所から技芸上達の神である岩本大神を祀る「岩本社」、萬子媛(祐徳院)が入定した場所とされる「石壁社(せきへきしゃ)」、神使である白狐を祀る「命婦社」を経由して「奥の院」に続く道は岩場が連なり、その合間に小社がいくつも鎮座しており、さながら山岳霊場の趣きがあります。

車椅子で旅行するポイント

祐徳稲荷神社【1】祐徳稲荷神社から500メートル手前、北側の商店街入口に観光案内所と舗装された駐車場あり。
祐徳稲荷神社【2】観光案内所脇にはオストメイト対応の身障者用トイレあり。
祐徳稲荷神社【3】さらに、神社東側の博物館脇にも舗装された駐車場あり。身障者用区画は入口付近。
祐徳稲荷神社【4】神社駐車場前の神橋に段差。ただし、中央だけスロープ状になっていて車椅子可。
祐徳稲荷神社【5】神橋を渡った先にある鳥居を通る参道は階段があるため、川沿いの舗装道を進む。
祐徳稲荷神社【6】祐徳稲荷神社の御神楽殿。正面は階段だが左手に簡易なスロープがあるので車椅子で参拝可。
祐徳稲荷神社【7】祐徳稲荷神社の御本殿は懸崖造りとなっており、御神楽殿から階段で登らなければならない。ただし、地上から休憩所を経由して御本殿に至るエレベーターおよびスロープが完成している。
祐徳稲荷神社【8】祐徳稲荷神社のエレベーター。稼働時間は午前9時から午後4時までで、授与所で初穂料300円を納めて搭乗する。この脇に身障者用トイレもある。
祐徳稲荷神社【9】エレベーターを出て2階授与所を抜けスロープを登ると階段に合流する。ここで奥の院行きの階段と御本殿への通路に分かれる。
祐徳稲荷神社【10】祐徳稲荷神社の御本殿。地上からエレベーターとスロープを通って見晴らしの良い舞台の上まで参拝可能。
祐徳稲荷神社【11】御本殿から奥の院へは【9】の分岐からいったんコンクリートの階段を降り、その先も足場の悪い石積みの階段を10分程度登ることになる。車椅子不可。自力歩行可能であっても足腰が弱い人には難しい。


祐徳稲荷神社境内図

周辺の名所・観光スポット

嬉野温泉

佐賀県嬉野市にある九州有数の温泉街。泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、「美肌の湯」として知られる。『肥前国風土記』に「人の病を癒す」とある歴史ある名湯で、神功皇后がこの温泉の湯により兵士の傷が癒えたのを嘉したことから「嬉野」の地名が生じたという。温泉で炊いた湯豆腐も名物。
【バリアフリー対応型の宿泊施設あり】

■参考リンク:うれしの温泉のほほーん情報局

このページの執筆者
@tabisora110